令和元年度宅建試験に36点/50点でなんとか合格した話をします。
合格点は35点だったので、ギリギリでした。
宅建を受けたきっかけ
29歳のとき、行政書士で不動産投資が趣味の母親から
「宅建は簡単だから、勉強してみたら?今は仕事が忙しくて勉強する暇ないから参考書あげるよ。」
不動産なんて全く興味ありませんでしたが、通勤電車の中で参考書を読んでみました。
何が書いてあるのか全然わからない…
数日読んでみましたが、全く興味を持てず、
そんなことより婚活頑張らなきゃ
勉強を放り投げてしまいました笑。
その後めでたく結婚でき、2人の子宝に恵まれました。
人生が落ち着いてきたこともあり、次男妊娠中にFPの勉強を始めました。
一人っ子で母親が持っている物件を相続しなければならないこともあり、不動産の勉強はしなければならないと思ってましたが、
勉強に挫折した経験があるので、徐々に勉強の習慣を身につけることにしました。
5月のFP2級受験が終わってから宅建の勉強にとりかかりました。
宅建の勉強方法
テキスト、問題集はみんなが欲しかった!シリーズを使いました。
3周ずつした後、過去問へ
利用したサイトはこちらです。
全然解けない→テキストを見る
を12年分の過去問やりました。
あまりあれこれ手を出すといけないと思い、この問題集と過去問の問の正誤の理由が分かるまで、テキストに戻りながら繰り返しました。
宅建の法改正はこちらのサイトで確認しました。
試験前1ヶ月にはこちらの予想問題を解きました。
ヤバイ…30点くらいしかとれない
あせって、テキストを見直しました。
ここまでテキスト、過去問は10周以上繰り返したと思います。
勉強時間は1日3時間、4ヶ月くらいです。
試験当日から合格発表まで
まず問の誤ってるものか、正しいものかに下線を引き、×か○をつけます。
4択の横に○、×、間違ってるとこに下線を引いて×、わからないとこは?など、とにかく書き込みをしました。
時間は余ったので、見直しはできました。
なんとなくできた気がして、自己採点すると36点でした。
宅建は合格率が15~18%になるよう調整する相対評価なので、合格点が変動します。
10月の試験終了直後から、予備校の講師陣以外にも宅建の合格点を予想する方々が現れ、
ネット上でボーダー祭りが開催されます
皆様が提唱していたボーダーは34~37点でした。
私ボーダーだ…
もう忘れればいいのに5ちゃんねるのスレを見続けたり、「宅建 合格点」で検索しまくったりしてました。
合格発表までの1ヶ月半はとにかく落ち着かなかったです。
この時間、11月の簿記の勉強に集中すれば良かった…
合格発表日の午前0時に、公式Twitterで
合格点35点、合格率17%
を見て、ほっとしたものの、興奮して眠れなかったです。
朝になって公式HPで受験番号を確認して、親に報告して寝ました笑。
勉強方法の反省
試験後安心して過ごすために、38点はとりたいとこです。
これをすればもう少し点数がとれたと思ったことを書きます。
動画を活用すれば良かった
宮嵜先生のyoutube動画を利用したかったです。
試験の後に5ちゃんねるの存在を知り、そこで宮嵜先生の動画が良いと知りました。
今は一流講師の講義が無料で見れる時代です。
法律素人にとっては権利関係は特に理解に苦労します。
一流講師の人気動画で理解が深まったかもしれません。
また、耳で覚えることもできるので、より覚えることができたかもしれません。
大学生のころ1ヶ月間リスニングを聴きまくって、TOEICが500点台から715点まで上がったことがありました。
テキストを細部まで読んでいなかった
あれこれ手を出してはいけないと、1つのテキストを読みまくった割には、
「帳簿を×各取引後(○閉鎖後)5年」や、
「用途地域内の道路、公園、河川等(○を除く)の土地は宅地である」など
基本的なことにひっかかっていました。
過去問や問題集、予想問題で間違ったところはその部分までチェックしていましたが、その他はマークだからと単語で覚えてて、知らず知らずの間に手抜きで読んでいたんだと思います。
宅建はひっかけ問題が出題され、テキストの赤文字以外が変えられることがあります。
油断せず全ての文を理解するようにすれば良かったです。
(宅地の定義間違えるのはあり得ないですが…)
受験に興味がある方へ
法律関係の方や、不動産業の方には簡単かもしれませんが、
宅建は素人には難しい試験だと思います
さらに受験生のレベルが上がり、75%以上の得点率でないと安心できなくなっています。
4ヶ月間宅建の勉強をしましたが、私には法律は難しく、楽しいまでには到達できませんでした…
しかし、宅建士は宅建業者の事務所ごとに従事者5人につき1人以上の設置義務があり、重要事項説明書面の交付など独占業務もあります。
さらに、宅建を勉強することで民法の基礎、不動産取引関係の法律を学ぶことができます。
難しいといっても、リターンのある他の資格はもっと勉強時間を費やさなければなりません。
不動産業に就職したい方、不動産投資をする方はもちろん、自己啓発したい方にも、
間違いなく少し苦労してでもとる価値のある資格です
今年の宅建試験から民法改正が反映されます。
改正点は出題されやすいので、別にネットで調べて押さえることをおすすめします。
まだ10月の試験まで時間があるので、
働いてる方は今からコツコツ毎日1~2時間程度、
動画やテキストで理解し、過去問や予想問題で問題演習をしていくといいと思います。