小児科で処方される風邪薬の解説

シンガポール生活

次男が風邪を引いてしまい、自宅で看病しています。

気管支が弱く、風邪をこじらせやすいので、来星してから入院までし、ローカルの小児科にも通っています。

ローカルの小児科から、「風邪引いたときはこれのんでね。」と大量の薬を処方してもらったので、そちらで対処し、元気になってきました😌

日系のクリニックでも、シンガポールではたくさんの薬が処方されますね。
シロップは瓶ごとなので、開封後は冷蔵庫保管で数ヶ月は飲ませることができます。

どちらも説明はローカルの看護師さんか医師(病院では薬剤師)で、薬の説明文はなく、用法がラベリングされています。

今回は来星直前まで日本で薬剤師として働いた経験から、小児科から処方された風邪薬について解説します。

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解熱鎮痛剤

シンガポールに来て知りましたが、アセトアミノフェンは国際的には「パラセタモール」とも呼ばれています。

日本では商品名カロナールが有名ですね。乳幼児から使用できる解熱鎮痛剤です。

日本でもおなじみですが、シンガポールでは「パラセタモール」と言ったら通じます。

熱が3日以内に下がらない場合は再受診してください。

抗ヒスタミン薬

子供はよく鼻水がでますね。副作用は眠気です。

抗アレルギー薬なので、くしゃみ・鼻水だけでなく、かゆみ・蕁麻疹にも効きます。

ジルテックは日本と同じ商品名ですが、Aeriusはデザレックスのことですね。この2つは同じ薬効なので、一緒には飲めません。

去痰薬

日本ではムコダイン(一般名:カルボシステイン)がメジャーですが、シンガポールでは処方されませんでした。

ムコソルバンはおなじみです。原薬が苦いので、お子さんに飲ませるときは他の甘いものと混ぜるか、さっと飲ませてください。

Fluimucil(一般名:アセチルシステイン)が入院中でも処方されました。

息子は風邪引くと痰が溜まりやすいので、必須の薬です。

咳止め

Sedilix-DM

  • デキストロメトルファン:咳止め
  • プロメタジン:抗ヒスタミン
  • プソイドエフェドリン:鼻詰まり薬

総合感冒薬ですね。パブロンみたいな。

古い世代の抗ヒスタミンは眠気が強くでやすいので注意。

息子の場合無理に咳を止めるよりも、痰を吐き出させるほうが大事なので、これは使用してません。

Abrilar

恥ずかしながら、Abrilar知りませんでした😅

しかもこれは日系のクリニックでもローカルでも処方され、シンガポールでは有名っぽい。

添付文書を読んでまとめました。

  • 成分:アイビー葉乾燥エキス
  • 効能:咳を伴う気道の炎症;慢性気管支炎の対処療法
  • 作用:粘液を溶かし、炎症を抑え、気道の筋肉を弛緩させることにより咳を緩和する
  • 用法・用量:使用前によく振ってください。5歳以下(1日3回1回2.5mL)、6−12歳(1日3回1回5mL)、13歳以上(1日3回1回5-7.5mL)

作用いいじゃないですか!

生薬の抽出物なので、様々な化合物が含まれています。副作用も少なくマイルドな薬です。

息子いわく味も美味しいらしいです。
他の薬みたいに成分の作用がはっきりとわかっている薬ではないですが、副作用も少ないので、息子たちに高頻度で飲ませています。
痰が絡みやすい次男にも他の薬と一緒に飲ませています。

asamichi
asamichi

シンガポールの市販薬も興味あるから、今度見てこよっ

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